日本給水党活動日誌

日々の記録

手ごたえだけは残っている

5月24日日曜日。
休みなのに6時半に目覚めてしまった。
予想通り、昨日の筋トレで全身が筋肉痛。
雨は降らないみたいだし散歩にでも行こうかと思っていたけど、体を動かすととにかく痛いので大人しく家にいることにした。

ラジオを聴いたりネットの記事を読んだりしているうちにやっぱり眠くなってきてしまい、11時過ぎから1時間ほど昼寝。

このままだと寝てネット見て一日が終わってしまうので、午後からは昨日に引き続いてベランダで読書することにした。
昨日はYouTubeの音声を聴いたりしながらだったけど、今日は完全に本に集中。ここ最近ずっとちまちまと読んでいた岡田則夫SPレコード蒐集奇談』を一気に200ページほど進めて読み終えた。

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読み終えてカバーを外してみたら、和田誠さんの描いたニッパーが出てきた。カバーと本体が違うデザインになっている本はなんだか得した気分になる。
あとがきによると、本体表紙のコロムビア盤「紀元二千六百年頌歌」のSPも和田さんの所蔵盤らしい。さすが。

SPレコード蒐集奇談』、著者の岡田さんは会社員でまとまった休みがなかなか取れず、ゴールデンウィークや夏休みを狙って全国へSPレコード探しの旅に出ていて、しかも移動手段も自分と同じ公共交通機関だけで、そこにまず共感。

そうやってなんとか時間を捻出して古道具屋を渡り歩くんだけど、岡田さんが探しているお目当てのレコードに巡り合う記述はほとんど出てこない。
それでも自分の中の基準をちょっと緩めたりして、どんなお店でもたいてい何枚かは必ず購入されている。
ご本人は「手ぶらで帰りたくないから」みたいなことを書いているけど、お店に対する礼儀というか敬意のようなものを感じる。
そんな人柄が引き寄せるのか、各地の古道具屋の店主や同好の士との心温まるエピソードもたくさん。お店で盛り上がり、2時間3時間と話し込む記述が何箇所もある。
効率を重視するなら今ならネットを使えばもっと簡単に集まるだろうけど、「手に入れるまでの過程がなんといっても楽しい」と言う岡田さんにすればそんなのは無粋だろうし、こんな素晴らしい本も生まれなかったはず。

こういうコレクターの人が全国を巡って綴る紀行文というのは、蒐集対象自体には興味がなくても面白い。
風景印マニアの方が書いた『郵便局を訪ねて1万局』も、10年以上前に読んだから内容はほとんど覚えてないけど、面白かったという手ごたえだけは残っている。

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