読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日本給水党はてな支部

日本給水党党首の日々の記録

趣味を極めて生活する 北尾トロ「ニッポン超越マニア大全」

 

  月刊誌『ラジオライフ』で連載中の、さまざまな趣味人を訪ね歩く企画「超越大陸」を一冊にまとめたもの。

 「変わった趣味の道を極めた人」の話は昔から好きで、こういった類の本やテレビ番組は見つけたら読んだり見たりするようにしている。

 

へんな趣味オール大百科 (BEST MOOK SERIES 49 よいこの豆本)

へんな趣味オール大百科 (BEST MOOK SERIES 49 よいこの豆本)

 

例えばこの本。これは6年前の本だけど、ちくわ笛の人からあの大山総裁まで超広範囲でカバーしていて、「オール大百科」の名に恥じない作り。必読。

 

熱中時間―忙中“趣味”あり

熱中時間―忙中“趣味”あり

 

 テレビならやっぱり「熱中時間」は外せない。また放送してくれないかなあ。
再放送でも良いから。

 

ただ、今まではこういう本などを読んでも、単にその趣味への傾倒ぶりを楽しんでいただけだったのだけど、今回この「ニッポン超越マニア大全」を読んで思ったのは、「趣味と仕事・生活の両立」、あるいは「趣味に生きることの難しさ」について。

そんな事を思ったのは、自分自身が日本給水党党首を名乗っておきながら最近少し仕事が忙しくなってきて、その名にふさわしい活動ができていないから。もっと忙しい人はたくさんいるのに、情けない話です。

「趣味と仕事の両立」の解決方法のひとつは、趣味を仕事にすること。でも、ともするとそういう姿勢は趣味と仕事の境界があいまいになって中途半端になりかねない。
本書のまえがきでも、取材対象とする人のルールについて、

もうひとつのルールは、趣味を仕事にしないことだ。金のためではなく、好きな気持ちだけで10年、20年と時間を積み重ねる、マニアとしての純度の高さ、ストイックな姿勢が、読者の共感を得る。 

 と書かれている。

が、実は本書には「趣味を仕事にしている」人は結構出てくる。ただ、だからといってその人たちが中途半端だったり純度が低いかといったら全くそんな事はない。むしろその逆。
中でも、バスの運転が好きすぎて、バスを買うにとどまらずバス会社を設立してしまった山本さんという方。本当に凄すぎる。


銀河鉄道株式会社 《夢だけでつくった世界一小さなバス会社》

ちょっと凄すぎて参考にもならないくらい。

 

趣味を仕事にできない場合、趣味と仕事を両立させるには、上手に趣味に使える時間を捻出するしかない。その点では、本書で紹介されているうまい棒コレクター川本さんの話は少し参考になった。なんとこの方、毎朝4時に起きて趣味の時間を捻出されているのだ。

うまい棒同盟

いや、冷静に考えると4時起きはマネできないし参考にならないか…。

 

でもともかく、本書に登場するマニアたちは、なんらかのやり方で生活しながら趣味を極めている、まさに「趣味に生きる」人たちばかり。自分も後に続いていかねばと思った次第です。