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日本給水党はてな支部

日本給水党党首の日々の記録

常盤平団地と第5回ニッポン建設映像祭

22日(日)は千葉県松戸市常盤平団地へ。 第5回ニッポン建設映像祭に参加するためです。 http://ucfa-jp.blogspot.jp/2012/03/5.html 第5回にしてついに団地特集。これはもう迷わず行くしかない! ということで行ってきました。

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午前中は常盤平団地の見学会。 「大阪から来た」と言ったら住民の方に驚かれましたが、それだけの価値があるのです。団地には。

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このスターハウスを見られただけで行った甲斐があったというもの。 見学会ではスターハウス内部の見学もあり、この写真もベランダからのもの。 スターハウスからスターハウスを見るという贅沢。

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午後からは近くの松戸市立博物館で上映会。 と、その前にちょっと時間があったので300円払って常設展示も見てきました。

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「人類の登場」と「常盤平団地の誕生」はここでは等価の存在。実にすばらしい。

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人類の登場に関する展示も興味深い。 けど、団地好きのお目当ては何といっても、常盤平団地の一角をそのまま再現したこの展示。

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室内も内装から小物にいたるまで昭和37年当時の生活を再現。 とても生活感の感じられる展示の仕方で、部屋の主がそのうち戻ってくるんじゃないかと思わせるほど。

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なんでも「昔は良かった」と懐古趣味に走るのは良くないけれど、この時計は良い。 特に平べったくなった3と9。

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展示を堪能したあとはおまちかねの上映会。 今回はこの3本が上映されました。

マニア的にはプレハブ工法黎明期における公団の研究と実践が記録された「公団アパートを量産する」が一番レアでしたがそれはそれとして。 3本に共通していたのは(特に「新しい都市(常盤平団地の建設記録)」)、 「前近代的で過密化・スラム化した都市を、近代的・合理的で衛生的な“団地”の建設により新しい都市に変えていく」 というメッセージ。 旧来の都市が抱えていた危険性などのマイナス面のみをもっぱら強調し、ある種の人間臭さといったような魅力には一切注意を払わず、公団住宅の建設を無批判に礼賛する撮り方は、プロパガンダ映画と言えなくもない。 (公団が作った映画なのだからある意味当然ですが)

しかし当時の公団が理想に燃えて住宅建設に邁進していたことは疑いようの無い事実であり、その理想はまさに午前中歩いた築50年の常盤平団地からもひしひしと伝わってきました。 ゆったりとした住棟間隔と絶妙な住棟配置。 元の土地の起伏を生かし象徴的に配されたスターハウス。 一方で深刻な住宅不足を解消するため規格化・標準化による量産化を図りつつ、限られた予算の中で団地が文化的な生活の場として生きるよう最大限の努力と工夫を惜しまなかった当時の公団には、ただただ頭が下がります。

“団地”という言葉に“老朽化”や“高齢化”など後ろ向きなイメージばかりが付与されてしまいがちな今、実際に自分の目で本当の団地の姿を確かめたり、建設当時の前向きな熱意が込められた映像を見るというのは意義のあることではないでしょうか。 そして気に入ったら僕のように住んでみるのも良し。 団地、いいですよ。