日本給水党はてな支部

日本給水党党首の日々の記録

第3回ニッポン建設映像祭

第3回ニッポン建設映像祭に行ってきました。 http://ucfa-jp.blogspot.com/ (公式ブログ) 今回の会場は、大谷幸夫設計の国立京都国際会館(1966年竣工)。

$日本給水党アメブロ細胞

台風12号の影響であいにくの荒天でしたが、無事開催されてよかったです。

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国際会館には多数の会議場がありますが、今回映像祭が行われたのはRoom B-1。 台風接近にも関わらず、多くの参加者が集まっていました。 (この写真にはほとんど人が写っていませんが、これは上映後に撮影したためです。あしからずw)

橋爪紳也先生のオープニングトークの後に上映されたのは『空間の創造 ―国立京都国際会館―』。 毎回、上映会場の建設映像が流れるのがニッポン建設映像祭の醍醐味。 しかしこの映像は前回の映像祭で流れたパレスサイドビルや国立代々木競技場第一体育館の物のような記録映像ではなく、なんとドラマ仕立て。 さらに、一柳慧氏による音楽はおどろおどろしいこと極まりないw 昔、市川崑監督による東京オリンピックの記録映画を巡って「記録か芸術か」なんて論争があったそうですが、この映画は間違いなく“芸術”に傾いていましたw

続いて流された『京都ニュースにみる建設映像』は、映画館等で本編上映前に流されていた京都市広報のニュース映画を編集したもの。 京都国際会館前川國男設計の「京都会館」(1960年竣工)、そして山田守設計の「京都タワー」(1964年竣工)の映像が上映されました。 が、京都タワーの映像と言いながら、流れたのは観光案内所等が入った下部のビル部分のみ。 肝心の塔体部分がまったく出てこない。 給水塔のみならずタワー全般が好きな日本給水党党首として、これは不満! しかし、京都タワーが画面に登場しなかった理由は、次の京都工繊大の松隈洋教授のトークで判りました。 京都タワーの建設に対して景観論争が起こり、公式な映像記録や建築雑誌等への掲載は一切行われなかったとのこと。 景観論争があったのは知っていましたが、そこまで深刻なものだったんですねえ。

では映像は一切残っていないのかというと、そこは建設映像祭。 山田守建築事務所の方が当時私家版で記録していたものが残っており、それを編集したものが上映されました。素晴らしい! なおその事務所の方の証言によると、タワーの色はただの白ではなく、東海道新幹線0系の車体の色に合わせたとのこと。それが塗り替えを重ねるうちに現在の色に。知らなかったー。

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上映の後はお楽しみの館内見学ツアー。こちらはRoom A。 この部屋に限りませんが、シンメトリーへのこだわりが凄い。

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みんな写真撮りまくりw

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ラウンジ付近の、力強いV字型の柱。

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椅子などの調度品のほとんどは、国際会館のために特別にデザインされたもの。

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ステンドグラスも素敵。

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たおやかな流線型の壁が特徴のRoom D。

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このデザイン、たまらん…

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綺麗にスタッキングされた椅子。

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ステージ側から見るとこんな感じ。

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六角形にデザインされた窓が並ぶ中、そのうちの一つが時計に。お洒落だなー。

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正面玄関から伸びた通路。

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そしてこちらが大会議場。4階までの吹き抜け空間による迫力は圧巻! ちなみにこのあと演壇に登り、しばしの間「日本給水党総決起大会ごっこ」をさせてもらいましたw 良い記念になりました。

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最後に外観をもう一度。 次回第4回は10月17日(月)に、東京の森美術館で開催される『メタボリズムの未来都市展』の特別プログラムとして開催されるそう。行きたい!だが平日!うーん…。

【おまけ】

日本給水党アメブロ細胞

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団地愛好家にとって大谷幸夫といえば、神奈川県営河原町団地。 台形を組み合わせたフォルムや、六角形の意匠の多用など、竣工時期も近いので共通点が多いですね。

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こちらは先日旅行で訪れた韓国ソウルの高速バスターミナル。 大谷作品ではないと思いますが、どことなく共通した雰囲気を感じます。 日本のフジタが技術指導をしたそうですが、少しは影響受けてるんですかねえ。

http://www.fujita.co.kr/fujitase/about_4.htm